プロジェクト709-ラック設置!部屋が重さに耐えられない!?




最近は自作データセンターのことで頭がいっぱいになり、
なかなか寝つけない日々が続いております。
睡眠不足はシステム管理者にとって最大の敵でございます。



まだプロジェクト709始動から日が経っていませんが、
ざっくりとしたゴール地点(目標)を決めておかなくてはなりません。
で、”シスアドの安眠”
これの達成にしようと、今日の朝、決めました。



さて、タイトルどおりラックの搬入が行われたのですが、このラック、19インチラックです。
本当はこのプロジェクト始動当初、19インチラックを導入するつもりはなかったのです。
自作データセンターというからには、設置サーバーも自作にしようと決めていたからです。
過去に製作した自作サーバーのノウハウを投入するいいチャンスですし。


↓過去、私達がはてなさんの自作サーバーを真似て作ったサーバー
はてなみたいな自作1Uハーフサーバーが完成。 - 怒涛のSyntax Error


しかし、今お世話になっている本物のIDCさんに設置の
サーバー達(1ラック分約40台)を「移設可能なように」とのお達しを
上層部から受けたため、導入せざるえなくなりました。




↓うちのサーバー群。※すべてDELL
これを収容可能にしなくてはならない。




しかし、709号室にフルラック(42U)を置くと、相当な重量がかかると予想されます。
1UのDELLサーバー1台で、約12キロの重さがあるので、ざっと40台だと480キロ近くあります。



これはちょっと心配なので大家さんのところへ。
※大家さんは上層階に住んでいる江戸っ子気質なおっちゃんです。


「500キロくらいの機材を設置したいのですが、部屋の耐荷重ってどのくらいですか?」
という私の質問に「よくわからない」というお洒落な回答をもらえました。



ということなので、私の判断に委ねられることに。
どうもマンションの構造計算上、1平方メートルに約180キロまで積載可能なようです。
店舗や事務所向けの建物だと300キロあたりまでいけるようです。
またこの基準以内に収めても、長期間置いたままでは負荷がかかりつづけるので
分散するか、たまに場所を移動すると良いそうです。


709号室の建物は下層階は飲食や雑貨系店舗が入っており、中層階は事務所、
上層階が居住区となっている建物なので、おそらく事務所向けの設計だと思われます。


どちらにせよ、フルラックは不可能なので以下のような形でいくことにしました。
ハーフラックを2台にして、重さを分散する。
ラックは軽いものを買う(イコール安い)
移動可能なように、そのまま置けるタイプにする。




この要件を電源設備でお世話になった業者さんに丸投げ。
搬入、組み立ても含め格安でやってくれることになりました。



決定したラックは↓
河村電器産業株式会社様のラック
※ハーフラックのページは見つかりませんでした。




そして、搬入後が↓です。

シンプルでいいですね。1ラック25Uなので1Uサーバーが50台収容可能です。
背が低いので大地震でも倒れることはなさそうかも。しかもかなり軽いです。



709全体像。まだまだ先はながい。。



200v電源はDELLサーバー達に使ってやりましょう。





そういえば、200v電源のチェックをしていなかったので
自作マシン製造過程の残骸パーツで通電チェック。(もちろん電源は100v 200v対応製品)

正常に起動!



この写真ではわからないですが、
100v電源使用時とくらべてみごと半分の使用量になりました!200vってスゲー!




なんだかデータセンターというよりラボっぽくなってきた。
この部屋で一人作業しているとになれますよ。





このプロジェクト709、
やっぱりメーカー製サーバーや19インチラックの使用は今回搬入しただけに留め、
あとはすべて自作サーバーとメタルラックで攻めてやろうと思います。
※自作サーバーは軽くて(重量)安い、メタルラックも軽くて安い。


まだ先は長く、問題も山積みですが、一個一個クリアしていきましょう。
さぁて、次回のプロジェクト709は、回線についての考察です!