1Uサーバー用シャーシを設計してプロトタイプを作る

こんにちわ。

前回の記事「サーバー自作、とりあえず着手 - 怒涛のSyntax Error」でサーバーのシャーシを設計する上で解決していかなければならない問題が数多くあることが解りました。

それらの問題を解決するため、かなり試行錯誤したのですが、すべてを記事にするのも厳しいので、ポイントだけ記載します。

  • 汎用品のFlexATX電源を格納するため、シャーシ厚は1mmでやってみる。
  • たわまないために、シャーシのフロントとバックを数ミリ折り返す。
  • ケーブルの収納スペースと放熱用ファン設置のため奥行きを350mmほどにする。


特にシャーシのフロントとバックを数ミリ折り返すことによって、高い強度が生まれます。多分これでたわまないと思います。


そんなこんなで完成したスチール製プロトタイプがこれ↓

フロント部分とバック部分が折り返されてるのが解ると思います。





こっちはアルミ製プロトタイプ、重さ比べたいから二つ作っちゃった。↓

画像じゃ伝わりませんが、アルミ製はビックリするほど軽い!
でも強度はスチール製に比べると大幅に落ちる。





本当は塗装までちゃんとしないとすぐ錆びちゃいますが、プロトタイプなので塗装まではしてません。
ちなみに塗装しないと、手で触ったところが1日で錆び付きますよ。


マザーボード固定用の穴ですが、正直ここはかなり迷いました。
僕の中で、シャーシはまったいらな鉄板で、その上にいろんなパーツを自由に配置できるフリーレイアウト可能なシャーシにしたかったのです。
でもマザーボードはただ鉄板の上に置いてステーで固定するってわけにいきませんよね、
マザーボードの裏面はCPUファンのネジが突き抜けて出るし、とんがったハンダがたくさん出ているから。


んで悩んだのですが、マザーボードだけは固定することにしました。
マザーボードの穴の場所の計測は秋葉原で買った、こんなアクリル板。↓

ATXMicroATX、MiniITXに対応しています。
この板を鉄板に合わせて、どこに穴を開けるか計測。
この板ちょー便利。でも後々、これのせいでたいへんなことに。。



さて、マザーボードはネジで固定することにしたわけですが、それ以外のパーツをどうやって固定するかが問題です。
可能な限りフリーレイアウトにしたいので、とりあえず安易に、接着可能なステーを用いてみます↓

こんなもの作ってみました。



これを固定するのは両面テープを使います。選択したのはこれ↓

東急ハンズで買えます。
テープだからといってバカにしてはいけません。
これ、かなりガッチリ固定されます。だって超強力だから。




とまぁ、簡単に見えると思いますが、
結構ここまでやるのも試行錯誤しながらで大変でした。
はてなさんのサーバーはかなり参考にさせてもらってますが、
このままいくと、おそらくはてなさんのサーバーとほぼ一緒になりそうないきおいです・・・


次回は上物をレイアウトしたプロトタイプをお見せします。